絹人形 唐人坊「紅楼十二釵系列」
「唐人坊」は北京郊外にある絹人形製作販売メーカー。古典文学作品や歴史上、京劇の人物を題材としています。一体一体、職人が手仕事で仕上げています。ただ、現在はお土産用に安価な材料で作った物をシリーズ化して販売しており、どうやらそのタイプ。木の台を含め、30㎝近い高さがあり、小物も割とそろっていました。2016年に香港の裕華で購入。箱に「紅楼十二釵系列」とあるからには金陵十二釵の十二体があった筈ですが、既に六体しか残っていませんでした。その内の一体は薛宝琴なので、賈巧姐の代わりに彼女が入れられたのものでしょう。定価199HK$を80%オフで購入。
左から賈宝琴、妙玉、賈探春、林黛玉です。宝琴は「白雪紅梅」。妙玉はお決まりの払子を持っています。花嫁衣裳は薛宝釵かと思いましたが、台裏に「探春」のシールが。と言うことは「探春遠嫁」、87年版テレビドラマの筋を採用したようです。黛玉はいつもの「黛玉葬花」ですね。
賈迎春(左)と李紈(右)。迎春は『太上感応篇』を手にしているので彼女とわかるが、李紈はシー
ルがないとわかりませんでした。何か持っていた筈ですが、賈蘭を抱きかかえるのは無理ですね。
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