台北・陽明山にある林語堂の故居です。林語堂は『紅楼夢』を英訳しましたが、英語での出版がかなわず、友人であった佐藤亮一氏によって日本語訳され、日本で出版されたました。林語堂英訳原稿は長らく行方が分からず、林語堂が英訳を行ったのかさえ疑問を持たれていましたが、宋丹先生により八戸市立図書館でその存在が確認されました。このあたりの経緯は先生のご著書『日蔵林語堂紅楼夢英訳整理与研究』に詳しく、『東京紅学レポート』第14号でも紹介予定です。英訳原稿には改訂版があり、改訂版原稿を求めて宋丹先生は台湾のこの故居へも向かわれました。
陽明山は台北市郊外にあり、標高1120m、ハイキングコースや公園が整備されています。中腹には別荘地やホテルが点在し、林語堂故居も頂上へ向かうバスの途中にあります。
林語堂故居外観
林語堂故居から台北市内を望む
林語堂故居入口
林語堂故居中庭
林語堂氏
陽明山公園
(一部、陽明山公園資料館の展示から)
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